ドローンの活用法について 「農薬散布編」!
①ドローンによる農薬散布が注目される背景
日本の農業は農家さんの高齢化や若年層の都市部への流出などにより深刻な労働力不足に悩まされています。現役農家さんは高齢化により広大な農地の耕作や管理が困難となり、新たな担い手も時間的な拘束や負担の大きさから敬遠しているのが実情です。
こうした背景のもと、重労働である農薬散布の作業負担を軽減しより短時間で完了できるドローンを用いた農薬散布が注目されています。
②ドローンによる農薬散布のメリット
◉作業負担を軽減できる
ドローンを用いることで、従来の農薬散布にかかる作業負担を大幅に軽減できます。
従来の方法では、農薬で満たされ重くなった噴霧器を担ぎ、広大な農地を歩き回りながら散布していました。また、作物を踏み倒さないように注意を払う必要もあります。対して、ドローンによる農薬散布であれば作業者は定位置で操作を行うだけであり、農地に踏み入ることなく作業を完了できます。
◉作業時間を短縮できる
作業時間短縮もドローンを用いて農薬散布を行うメリットです。動力噴霧器で1ヘクタール当たり約2時間かけていた農薬散布をドローンを使用することにより、約15~30分で完了できた事例もあります。作業時間を実に1/8~1/4に短縮できたことになります。
◉農薬散布を安全に行える
以前の方法では至近距離での散布を行うため、防護服を着用していたとしても霧状の農薬に触れたり、吸い込んだりしてしまうリスクがありました。対してドローンの農薬散布であれば、遠隔操作により一定以上の距離を保った作業を行えるため作業者の安全性が高まります。
このようにドローンでの農薬散布には様々なメリットがあります。しかし、農薬散布は航空法で規制されている「危険物輸送」と「物件の投下」に該当するため、国土交通省への飛行許可申請を行う必要があります。当スクールでは専属の行政書士さんに飛行許可申請の代行申請をお願いしております。農薬散布についてのご質問、お問合せがありましたらお電話、お問合せフォームでご対応しております。お気軽にお問い合わせ下さい。
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